ボーリング調査
ボーリング ボーリング ボーリング
ボーリング調査の説明です。

【説明】
 地質調査に用いられるボーリングは、ボーリングマシンを使用し 小孔径の堅孔等の堀削を行って 地下深部の岩芯(ボ−リングコア)等を採取するとともに、 地下水などの挙動を観測し、土質、地質、層序、すべり面、岩石の風化・破砕状況など地質状況の直接的指標を把握します。
 また堀削中の湧漏水状況やボーリング孔を使用する各種試験・測定などの調査を実施することで地下水文状況や地層の物性を調査します。
ときにはボ−リングコアの採取を目的とせずボーリング孔を使った各種試験や測定、計器埋設のみを行うこともあります。
 ボーリング調査は地層の直接的な基準尺となりますが、あくまでも点的な調査なので、実態調査においては調査箇所の地形、  地質踏査を行った上で、これらの調査で不十分な部分について行います。


対象地盤 試験項目 適応土質 必要な孔径
(mm)
得られる値
粘性土 砂質土 砂礫
孔底下の地盤 標準貫入試験 66 N値
サンプリング ×〜○ 86以上 土質定数各種
(室内試験に供する)
現場透水試験 ×〜○ 86〜116 透水係数
間隙水圧測定(圧入式) ×〜○ × 66以上 間隙水圧
孔壁地盤 孔内横方向載荷試験 ○〜× 56〜126 地盤変形係数
孔内物理検層 46〜86 物理定数各種
地下水検層 66以上 地下水流動性
孔内流向流速試験 ○〜× 86以上 流向、流速