間隙水圧測定
間隙水圧測定
間隙水圧測定の説明です。

【説明】
 地盤の間隙水圧は、有効応力に基づく地盤モデルを検討する上で不可欠であり、圧密沈下の解析、根切り底の安定の検討などに利用されます。
ボーリング孔を利用する簡易な方法としてはピエゾメーター法がありますが、これは水頭を測定するもので砂質土地盤にしか適用できません。
 この方法については次の現場透水試験で説明することとして、ここでは、粘性土でも使用可能な電気式間隙水圧計による間隙水圧測定の概要を述べます。
電気式間隙水圧計は、水圧を電気的に変換できるものです。この水圧計をロッドの先端に取り付け、 孔底から地盤中に押し込むか(軟弱な粘性土)、孔底まで降ろしてフィルター材で本体を埋め戻し、シール材で十分に遮水します。
(砂質土や硬質な粘性土)。
その後長時間放置して、間隙水圧が平衡状態になった時の値を原位置における間隙水圧とします。